お蕎麦を通じて都会とローカルの関係を思う時

最近、旨い蕎麦屋に縁がありません。

長野県戸隠には本当においしいお蕎麦がありました。

初めて食べた時は感激して、うっすら涙さえ浮かべたものです。(つぅー、涙がつたう音。)


私が生まれた大阪には千利休ゆかりの堺市という場所がありまして、こちらのお蕎麦屋さんは有名ですが、蒸しせいろ?せいろ蒸しであるため、その食感が苦手な方もおられるので、賛否両論です。

ただ話のタネに一度は立ち寄られてもよいのではないかと思います。


「ちく満」という蕎麦屋さんです。

創業元禄8年という老舗。

こちらのお店が出来てから300年以上ということになります。


その近くにはおいしい『美乃卯』といううどんすき屋さんがありますが、東京に進出してからもうずいぶんと経ちますね。


さらにはその近くに高級おでん屋さんがありまして。

お支払いにひとり5桁ってどうよ?

しかし、その頃お付き合いがあったので、仕方なく(すみません)通わされておりました。

私は福島区の『花くじら』や西天満の『てんまみち』のほうがはるかに好きでした。

銀座にもありますが、『四季』のおでんもありましたね。

最近では冬にコンビニの側を通るとおでんが売られています。


以前は大阪のアメリカ領事館の側に居を構えていたものですから、普段の食事はその界隈で摂ることが多かったように思います。

北新地という場所があり、東京の銀座とまではゆきませんが、高級クラブなどが立ち並ぶ『ミメ麗しい』夜の蝶たちが闊歩する繁華街。

その付近には、江戸でいうところの丸の内?地下鉄御堂筋沿線系・本町淀屋橋OLが集う場所もあり、昼餐のメニューにはこと欠かなかったものです。

大阪市役所や中ノ島公会堂などが立ち並びます。

大都会ですね。(クリスタルキング♪ 古ぅ~)


少しお店のご紹介をさせて下さい。

「そば處 とき」

http://www.soba-toki.com/sobadokorotoki/


「今はこんな風になっているのかー!」と、少し俗っぽい(失敬!)イメージのWEBサイトで多少寂しい気も致しますが、「へしこ」なんてアテも戴いたなと。

この街は夜遅くまで営業しているお店さんが多いので、一杯ひっかけた方々の〆(しめ)のお食事にもよいのかもしれません。

アルコールは燃焼し、小腹がすくものですからね。

しかし、また蕎麦をたぐりながら一杯・・・という方も。

蕎麦湯で五臓六腑は滋味。

他にも『更科』やもう一軒昔からあるお店があったはずですが、江戸の方にはお口に合わなかったようで。

文化が違いますからね。


とても詳しくこの街のことを綴られていらっしゃる方のブログサイトがありましたので、URLを貼り付けておきます。

「大阪大好き☆」

http://www.satonao.com/kansai/kita.html


神戸も地元となりますが、関西三都あれど、やっぱり私は大阪が一番好きです。

ちなみに三都に入らないようで(昔のJRの広告!)「旨いものなし」とはいわれますが、心が落ち着くのは実は奈良県です。

少し前になりますが、星がいくつかつくレストランもできていましたね。

私は大和郡山市の皆さんにとてもよくして頂きました。


それからガレット専門店はけっこう出て参りましたね。

こちらはWEBで見つけました。

少し興味があります。

↓     ↓     ↓     ↓     ↓

「ちく満」さん

この年ともなりますと「もう何回お食事が戴けるかわからない。」ということを意識するようになります。

ですから好きなものを食べて後悔しないように冥土に行きたいと思います。

でも冥土ってそうそう行けるものではないらしいですね。


今回は「食い倒れ大阪」の話題となりましたが、やはり東京のそれらとは比較になりません。


ただ都会至上主義でおいしいもの、珍しいものが一番に入ってくる東京や大阪(古くは千年の都・京都)のそれらにはローカル(地方)の人々の日々の企業努力精神あっての賜物ということを忘れてはなりません。


田舎暮らしプロジェクトにて長野県という場所に住んでわかったことですが、寒冷地手当が支給されるものの、燃料などの流通もいまだに悪いのか、一番必要としている場所なのに原油価格等が跳ね上がってしまうことも多く、もう少しなんとかして差し上げて頂きたいものです。


都会の傲慢は何らかのひずみが生じ、いずれ何か恐ろしいことで返ってきそうで、この国の将来を憂います。


一度東京が解体されたらどうしましょう?

機能しなくなることに備えと心構えは必要です。


私はどこに住んでいようと、郷に入れば郷に従いますが、心の中では困ったことに(!)一生『都会人気質』だと狂おしいほどに(笑)感じているからこそ、いつもそんな風に考えてしまうのです。


Foodie ~ お箸の上げ下ろし

てすと Top foodie 詳細は後程。